海風の考えたもの

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題詠:黄泉の人



   黄泉の人

雑踏を歩いていて
「それは違うよ」って声が聞こえた
びっくりして立ち止まって
周りを見回したけれど
誰が言ったのかわからない

あの人は空のずっと遠くにいるのか
あたしの心の中にいるのか
世界の隅々まで探しても
会うことはできない

その日はどこかぼんやりして
最近のあたしのことを話した
きっと知りたかったんだろうって思って
でも、いつの間にか気持ちが軽くなった
今でも助けてくれるんだね